投稿日:2015-05-22 Fri
2015年5月20日 栗駒山(1,627m)栗駒山は、5年前の紅葉シーズンに登って以来だから、久しぶりです。
思い出して見ると、栗駒山は3月の雪山登山以外は、全て盛夏と秋に行っていました。
今回のように、夏山開き(5/17)前後のまだコースの一部に雪が残っている時期に
行くのは初めてだから、とても楽しみ。
5:30に仙台で合流して、R457~R4を走り、8:07登山口のいわかがみ平着(約110㌔)。
東栗駒コースを登り、山頂から天馬尾根方面まで足を延ばして、中央コースを下る予定です。
いわかがみ平登山口にある登山コース案内板。(通れるコースの表示)
前の日に栗原市役所に電話で聞いたところ、全ての登山コースが復旧しているそうです。
でも温湯温泉~湯浜温泉間と、そこから北上する世界谷地への道は不通とのこと。
2008年6月14日に発生した、震度6強の岩手・宮城内陸地震により栗駒山は大被害を受け、
地震による土砂崩れで、栗駒山登山口にある温泉宿が2つ壊滅して、他の宿も損壊しました。
私の母校の夏恒例行事に、高校1年生360人が4パーティに分かれて、5つの登山口に
それぞれある温泉宿に泊って、栗駒山を2泊3日で縦走するというのがありました。
温泉宿のうち2軒はランプの宿で、山小屋に泊まっているような感じで面白かったな。
4つある登山コースから、生徒が自分の体力に応じてコースを選択できたので、私は歩く距離が
1番長いコースを選んだから疲れたけど、懐かしく楽しい思い出となっています。
登山道のほとんどが不通になった上に温泉宿が壊滅・損壊したので、夏恒例の登山行事は
2008年以降中止となっていたそうですが、今はどうなのでしょうか・・・
東栗駒コースの登山道は沢状態でした。一つ目の雪渓に乗ったところです。
しばらく歩いたところにある新湯沢は雪渓になっていて、川は雪の下を流れていました。
ここは残雪期滑降コースだから、まだこんなに雪が残っているんですね。
新湯沢から少し登ると展望が開けて、栗駒山が見えました。
登山道に沿ってキンバイがたくさん咲いていました。
素晴らしい眺望を楽しみながら、東栗駒山目指して歩きます。
東栗駒山頂から望む栗駒山。紅葉時のこのアングルが、山のガイドブックの表紙になっています。
栗駒山、焼石連峰、西方向の遠くに高松岳、虎毛山などを眺めながら軽食をとりました。
東栗駒分岐点。
各所の標識が新しくなっていました。今年度の登山道整備予算は860万円だそうです。
東栗駒分岐から3分歩いたところに大雪渓があり、山頂下まで700m続いていました。
楽しい雪渓登り。風が強くて、薄い山シャツだと寒いくらいでした。
北方向に焼石連峰がきれいに見えました。
この雪渓の斜度は、先日延期した「祓川から鳥海山」の傾斜角度と同じ位だと思います。
栗駒山山頂(1,627m)。
ここからすぐに中央コースを下山するのはつまらないので、天馬尾根方面に向かいました。
山頂付近から天馬尾根の秣岳が見えました。
秣岳の奥に薄っすらと見えるのは鳥海山!(写真では見えませんが)
天狗平から見た御沢コース、大地森コースの虚空藏山と大地森。
北方面。須川コースにある昭和湖や剣岳、龍泉ヶ原が見えます。その奥に焼石連峰。
天馬尾根コースの展望岩頭から400m行った所が、宮城、岩手、秋田3県の県境です。
西方向の眺望を楽しみました。高松岳、虎毛山、須金岳、禿岳、神室連峰などが綺麗でした。
3県境から引き返すと、栗駒山頂にガスがかかって来ました。
栗駒山頂から中央コースを下って、今日のハイキングは無事終了。
ハイルザーム栗駒(15時以降650円)の露天風呂でくつろぎ、古川付近でラーメンを食べて、
大満足の1日となりました。
5月中旬の山開き直後の栗駒山は、割と簡単なのに素晴らしい景色を堪能できて良いですね。
公開ウェブアルバムでフォト・スライドショーを見ることができますので、
興味のある方はご覧下さい。
公開ウェブアルバム15.05.20栗駒山
ハイキングサークル「仙台遠足倶楽部」の活動記録を載せています。
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